新型コロナウイルス関連情報のまとめ② 検査方法や治療方法はあるの?

新型コロナウイルス その他

こんにちは。めぐです♪

今回は、新型コロナウイルスの検査方法と治療方法について、現時点で分かっている情報を書いていきたいと思います。

繰り返しになりますが、新型コロナウイルスについては現在研究が進められている最中であり、日々新たな事実が明らかになってきている状況です。

記事の内容に関わる新しい情報が判明した場合には、できる限り更新をしていきたいと思いますが、記事の内容が最新の情報ではない可能性がある点については、あらかじめご了承ください。

検査方法

現時点で確立している新型コロナウイルスの検査方法は、PCR法による遺伝子検査のみです。

PCR法とは、簡単に言うと「ウイルスの遺伝子の一部を人工的に増幅させる手法」です。

ウイルスの遺伝子は非常に微量であるため、そのままでは検出できません。そこで、PCR法を使って遺伝子の一部を増幅させてから検出します。

PCR法による遺伝子検査のメリットは、少量の検体でも検査が可能なことですが、デメリットもあります。

大きなデメリットは、検査結果が出るまでに時間がかかること、検査に専用の設備を必要とすることの2点だと思います。

例えばインフルエンザの場合は、遺伝子ではなくインフルエンザのもつ酵素(タンパク質)を検出します。このタンパク質は遺伝子と比べ量が多く、増幅しなくても検出可能なため、綿棒などで鼻や喉の奥をこすり取って液体に溶かし、その液体を検査用試験紙に滴下するだけですぐに結果が出ます。

必要な時間は検査キットにより異なりますが、5~15分程度だと思います。

また、増幅の作業がないため専用の設備も必要なく、ほぼすべての医療機関で検査が可能です。

ちなみに、妊娠検査薬も原理としては同じで、妊娠時に分泌されるhCGというタンパク質を検出しています。

一方、遺伝子検査では増幅の作業が必要ですが、この作業は数時間かかります。

また、専用の設備も必要になりますが、その設備が通常の個人クリニック等にはないことが多く、大きな病院や専門の研究機関に検査を外注することになるケースがほとんどです。

そのため、実際には検査結果が出るまでに1日から数日かかってしまうのが現実のようです。

また、「なぜ新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスのような検査方法ができないのか?」という疑問については私もいろいろと調べてみましたが、はっきりとした情報は得られませんでした。

「インフルエンザと比べてウイルスの量が少ないから」と書いている記事も見かけましたが、科学的な根拠は記載されていなかったため、真偽は分かりません。

現在開発中なのか、何らかの問題にぶち当たっているのか現時点では分かりませんが、迅速で簡便な検査方法の確立は感染拡大防止に有効だと思いますので、なるべく早く開発されることを願います。(開発されるより先に感染が収束する可能性の方が高いと思いますが…)

余談ですが、PCR法の手法自体は確立されているためそんなに難しいものではありませんが、細かい注意点が多く存在します。そのため、技術をもたない人が行うと失敗して、本来は陽性でも陰性の結果がでたり(偽陰性)、その逆(偽陽性)が起こることもあります。

私も大学時代には日常的にPCR法を使っていましたが(ウイルス検査ではありません)、最初のころは失敗して上手く結果が出ず、半泣きでやり直すことがよくあったのを思い出します。

治療方法

新型コロナウイルスの治療方法ですが、残念ながら現時点では確立していません。

新型コロナウイルスは細菌ではないため抗生物質は効かず、各ウイルス個別の抗ウイルス薬が必要になりますが*、新型コロナウイルスに効く治療薬はまだ開発されていません。

*「新型コロナウイルス① ウイルスと菌って何が違うの?」参照

そのため、現時点では発熱に対する解熱鎮痛剤、呼吸困難に対する酸素投与や気管挿管、脱水に対する補液などそれぞれの症状を改善することを目的とした治療(対症療法)が行われます。

「新型コロナウイルスの薬はいつできるの?」という質問についてですが、薬の有効性や安全性はとても厳しい基準が求められているため、通常、新たな薬の開発には10年単位の長い期間が必要とされます。

ですが、すでにほかの病気で使われている既存薬を転用することで、安全性確認のプロセスを大幅に短縮することができるようになるため、既存薬からの転用が模索されています。

現在は、HIV感染症治療薬の「ロピナビル・リトナビル (カレトラ)」と、インフルエンザ治療薬の「ファビピラビル(アビガン)」が、新型コロナウイルス感染症に効果が期待されるとして臨床試験が進められているようです。

* 参考:日本感染症学会「COVID-19 に対する抗ウイルス薬による治療の考え方 第 1 版

なお、日本感染症学会の2月26日時点での指針には、「50歳未満でかつ、糖尿病や心血管疾患等の基礎疾患のない患者については、肺炎を発症しても自然経過の中で治癒する例が多いため、必ずしも抗ウイルス薬を投与せずとも経過を観察してよい」とも書かれています。

インフルエンザのような特効薬がないというのは恐ろしく感じられますが、高齢者や基礎疾患があるケースでなければ、そこまで過剰に恐れなくてもよいということですね。

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