脳の成長には「入力」より「出力」が大事! 科学的に最適な勉強法とは?

子育て全般

こんにちは。めぐです♪

「うちの子は一生懸命勉強しているはずなのに、思うように成績が伸びなくて…」
そんな悩みをお持ちのお母さんお父さんは多いのではないでしょうか?

その場合、もしかしたら勉強の方法に問題があるのかもしれません。

実は、勉強法として一般的な「同じことを繰り返し読んだり書いたりして覚える」方法、つまり、知識の”入力”の反復による学習は、知識の定着にほとんど効果がないということは、心理学や脳科学の世界では有名な事実です。

脳の成長に重要なのは、脳のなかにある情報を引き出すこと、
つまり知識の”出力”です。

今日は、そんな知識の”出力”の重要性についての研究と、これまでの研究から分かった最適な勉強法をご紹介します。

本を2回読んでもテスト結果は変わらない!

知識の”入力”の反復の効果を調べた、こんな実験があります。

実験ではまず被験者に本を読んでもらい、その1週間後に本の内容について、限られた時間内にできるだけたくさん思い出してもらう「想起テスト」を行います。

すると、1回読んだときと2回読んだときでは、なんとテストの点数が変わらないのです。
さらに3回読んだ場合でも結果はおなじでした。

「教科書や参考書を何度も読んで勉強したのに、テストになるとなぜか思い出せない」
という感覚が正しいことは、このように実験でも証明されているのです。

”思い出す”だけでテストの点はあがる

知識の”入力”と”出力”の効果を比べた興味深い研究もあります。

まず、実験の参加者にはモニターに次々と映し出される30個の単語を覚えてもらいます。

その後、参加者を2つのグループに分けます。

1つめのグループには、30個の単語をもう一度モニターで眺めてもらいます。

そしてもう1つのグループには、モニターは見せずに、先ほど見た単語をその場でできるだけ思い出してもらいます。
この際、答え合わせは行わず、間違って思い出していても放置します。

さて、次の日のテストで、よりたくさんの単語を答えられたのはどちらだと思いますか?

実験の結果、翌日のテストの結果がよかったのは、単語を”思い出した”グループでした。

この結果から、記憶の定着には、「その情報を何度も見る」といった”入力”の繰り返しより、「脳に入った情報を思い出す」という、知識の”出力”がより重要だということがわかります。

科学的に最適な勉強法とは?

このように記憶には、思い出す、つまり”出力”するときに強化されるという性質があります。

そのため、覚えた内容についてテストをすることで、知識が定着し、忘れにくくなります。

これは、テスト中、私たちの脳が覚えた知識を一生懸命思い出そうとするからです。

また、短文で答えさせるテストは効果的ですが、選択問題のテストでは自分で思い出そうとする力が弱いため、学習効果が低くなります。

これらのことから、子どもの勉強をサポートする際には、短文で答える問題を出してあげたり、子どもが自分でテストする方法を教えてあげたりすると良いでしょう。

また、脳科学者のサンドラ・アーモットらによると、学習効率をあげるには、違うものを混ぜて変化をつけることが効果的です。

たとえば英語の勉強をする場合には、ひたすら集中して英単語を覚えるよりも、最初に単語の勉強をしたら次はリスニング、次はリーディング、次は文法、といったように、違う種類の勉強を代わる代わる行います。
また、「世界史・日本史・現代社会」のように、関連する違う科目を代わる代わる勉強するのも効果的です。

この際に注意が必要なのは、何かしら関連があるものを組み合わせるということです。
たとえば、化学と音楽のようにかけ離れた分野を交互に勉強すると、脳に定着しづらく学習効果が期待できません。

また、学習のタイミングや場所をいろいろと変えると、記憶力が向上するともいわれています。

つまり、これまでの研究成果を踏まえた最適な勉強法は、

  • 教科書を読むなどの”入力”を繰り返すよりも、短文で答える形式のテスト等をして知識を”出力”する。
  • 一つの分野を集中して勉強するより、関連のある違う分野を代わる代わる勉強する。
  • 学習環境やタイミングをいろいろと変えてみる。

ということになります。

もし、お子さんが成績が思うように伸びずに思い悩んでいるのであれば、これらの勉強法をアドバイスしてあげてみてはいかがでしょうか?


余談ですが、私たちの長男は「クイズ」が大好きです。

「のりもの、くいーず!」
「ABC、くいーず!」
「トーマス、くいーず!」
など、暇さえあれば「クイズを出して!」と要求してきます。
しかも、クイズのテーマにはかなり細かい指定があります。

この「地獄のクイズ千本ノック(笑)」は忙しいときや疲れているときも容赦なくやってくるため、
正直「ひぃ~!もう勘弁して~!」となるときもありますが、
「この情報の”出力”が長男の脳の成長に重要なんだ…!」と思えば、地獄の千本ノックにもなんとか耐えられそうです。

今日の参考図書

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